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事例

2023.04.05

個性尊重の校風のもと新入生にiPad導入、授業のバックアップやオンライン選挙に活用!【南光学園 東北高等学校】

目次

宮城県仙台市の伝統校「東北高校」では、令和4年度の新入生からタブレット端末を利用した学びを導入しています。
選定から導入、運用に関わり、現在もタブレット端末を活用して授業や学級運営をしている前山稔彦理事、佐々木みほ先生、佐藤祥満先生にお話を伺いました。

東北高校の教育理念は「個性尊重の人づくり」

宮城県「杜(もり)の都」仙台市で創立120年余りを数える伝統校「南光学園 東北高等学校」
開校以来変わらない教育方針は「個性尊重の人づくり」です。自由闊達でパイオニア精神あふれる校風のもと、米国のメジャーリーガー・ダルビッシュ有選手やプロスケーター・羽生結弦選手をはじめとする優れた才能と個性を発揮する人材を輩出してきました。

目指したこと オンライン授業での利便性向上やクリエイティビティの活発化

全国の児童・生徒一人ひとりにコンピューターと高速ネットワークを整備する「GIGAスクール構想」が、文部科学省主導のもと急速に展開されています。
東北高校でも、タブレット端末を導入することで、欠席者も受講できるオンライン授業をはじめ、学校と家庭の間の連絡円滑化といった利便性向上が叶うことに注目。
また、「決められたこと以上に、自分の個性を表現できるアイテムに」との思いから、自主性とクリエイティビティをさらに伸ばし、ITリテラシーを高める効果にも期待をして、令和4年度の新入生から1人1台のタブレット端末の導入を決定しました。

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徹底活用が期待できるiPadを持ち込み可能なBYAD形式で

一口にタブレット端末の導入といっても、そこには判断すべき事柄がたくさんあります。
機種選定は話し合いの末、「生徒が自主的利用してくれる機種を」「高校3年間が終わっても引き続き活用が期待できる」との意見が多かったiPadに決定しました。

同校では、生徒全員が同条件となるよう「Appleタブレット」、「ディスプレイサイズが10インチ以上」、「3年間のアップグレードに対応する機種」としてiPad第8世代以上のスペックを指定。
学校斡旋のECサイトか量販店などで購入するか、該当機種を持っている人は持ち込みも許可するという「BYAD・Bring Your Assigned Device」の形でスタートを切りました。実際に家庭からの持ち込みが3割程度あったことから、「入学時の保護者の負担を少なくできた」と柔軟な運用に胸を張ります。

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実現できたこと オンライン選挙も!学習ツールの一環として浸透

学校敷地内の全域WiFi™化が完了し、タブレット端末を携えた令和4年度の新入生たちが入学してから丸1年が経とうとしています。
iPadは、実際の学校生活ではどのような形で活用されているのでしょうか。

「泉校舎としての取り組みにはClassi(クラッシー)という学校用のプラットフォームを利用しており、特にClassiNOTE(クラッシーノート)では、同時に1つのドキュメントの編集作業が出来るので、探究や現代の国語など、共同プレゼンテーションが必要な教科で大活躍しています。
Wi-Fi™環境であれば時間・場所の制限なく共同作業をすることができるので、生徒たちが自主的に計画を組んで期日までに課題を終えられるようになりました。
とはいえ、昔ながらの書いて覚える作業も大切にしたいので、タブレット端末利用と読み書きのバランスを常に考えています。現在37くらいの比率でしょうか」(佐々木先生)

その他、課題の回収やオンライン添削などもClassiNOTE上で可能です。
テスト前に答えを記入していないプリントを再度配布するといった手間のかかる作業も、ClassiNOTE上ならとても簡単。
もちろん学習面での支援だけでなく、アンケートや家庭への書類の回収、出欠連絡などの事務手続きにも利用できます。

「興味深い取り組みとしては、生徒会長の選出でオンライン選挙をしたことですね。
学校全体で選挙のあり方を考え、話し合うきっかけとなりました。
特別活動の先生と相談しながら実現することができた訳ですが、政治の世界ではまだ実現できていないことですから、それを若い人たちがやってみるのは素晴らしいと思いましたね」(佐藤先生)

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先生方は、同校の生徒たちにICT化への拒否感はほぼないとみています。
生徒たちにとってiPadは、学習ツールや文房具の一種。
調べ学習などのときには「先生、タブレットを使っていいですか?」と、生徒たちのほうから声があがるといい、活発な利用状況が伺えます。
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1年目は利用制限や一括管理(MDM)をひとまず見送り

東北高校ではひとまず、利用制限や一括管理ツールの導入などの「モバイルデバイス管理(MDM・Mobile Device Management)」をしない形でスタートしました。

「タブレット端末の導入や運用にあたっては、リコージャパンさんにも協力していただき、全国の先行事例を参考にしました。そこでわかったのは『制限をかけすぎると生徒は自主的に利用しない』という実態です。
まずは生徒にタブレット端末に親しんでもらいたい。それに、教材とはいえ、元はと言えば各家庭で購入してもらっている機器です。
それらのことをふまえて、ひとまず自由に使ってもらうのがいいと判断し、1年目はMDMを入れずにスタートしました」(前山先生)

「インストールするアプリや使用時間の制限はしていませんが、大きな問題は持ち上がっていません。
放課後には、生徒たちが画面を囲んで楽しそうに盛り上がっており、コミュニケーションツールとしても役立っているようです」(佐藤先生)

教育理念である「個性の尊重」を大切にしつつ、解決すべき問題が発生したときには、生徒や保護者とコミュニケーションをとり、粘り強く対応する方策。
全校的にICT活用の深度を深める中で、自校に最適なMDMのレベル感を探っている最中です。

スポーツ強豪校として「全授業の録画・ハイブリッド化」で学びをバックアップ

東北高校は、令和5年度の新入生から、iPadを学校で購入し無償貸与する方針を決定しています。
令和6年度からは全校すべての生徒がiPadをもっていることになり、全校のICT化が完了。
在校生の保護者からも、「さらにタブレット端末を活用してほしい」との期待が寄せられているといい、ICT化は同校の大きな魅力のひとつになると考えています。

「タブレット端末導入についてはひとまず成功の手応えがあり、継続したいという判断から、学校購入での無償貸与に切り替えることにしました。
貸与の場合、MDMは必須となるので『個性の尊重』という理念を活かした最適な管理を、リコージャパンさんにも相談しつつ検討していきます。さらに有意義で活発な利用をしていきたいですね」(前山先生)

タブレット端末のICT利用に関しての次の一手については「全授業の録画・オンラインとオフラインのハイブリッド化」と口を揃える先生方。
ハイブリッド化を推進したい背景には、スポーツ強豪校ならではのニーズがあるそうです。

「本校は部活動にも注力していることから、予選から本大会まで、長期間学校を休んで試合に臨む生徒も少なくありません。もちろんコロナ禍での病欠もあります。
そういった欠席への対応として、場所や時間を選ばず授業を受けられる環境を、一刻も早く整えたいのです」(佐藤先生)

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ICT化は教員の業務の効率化につながると確信

すべての授業をハイブリッド化するには、授業に関わる先生全員のITリテラシーの向上が不可欠です。
先生方のなかでも、ITへの苦手意識があったりタブレット端末の利用に積極的でなかったりする方はいないのでしょうか。

「授業内容によって、タブレット端末の利用頻度のバラつきはあります。またオンライン授業で通信や機材のトラブルがおこったとき、すぐに対応できず困ってしまうケースも。
全クラスでいきなりスムーズなハイブリッド化ができるかというと、それは難しいかもしれません。
しかしICT化は、教員にとって一時の負担にはなるかもしれませんが、長い目で見ると必ず業務の効率化・軽減につながります。今は新システムを構築する道の最中だと考えています」(前山先生)

「個性の尊重」という理念のもと、多様な生徒が集う東北高校ならではの取り組みが印象的な今回の事例。
タブレット端末の導入によって、欠席のフォローやオンライン添削などの「個別最適な学び」と、オンライン選挙やプレゼンテーション作業などの「協働的な学び」を同時に実現した好例です。
青春時代を駆け抜ける生徒たちの活動を全面的にバックアップするために、スピード感をもってICT化を推進する先生方の奮闘が光りました。

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前山 稔彦 様(常任理事)
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佐々木 みほ 様(ICT 教育推進室 国語科主任・教諭)
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佐藤 祥満 様(ICT 教育推進室 室⻑ 兼 商業科主任・教諭)

※Classi・ClassiNOTEは、Classi株式会社の登録商標または商標です。
※Apple、iPadは、Apple Inc.の商標です。
※Wi-Fi™は、Wi-Fi Allianceの商標です。
※その他、記載の会社名および製品名は、それぞれ各社の商号、商標または登録商標です。

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