
活動紹介
2023.08.08
足立区立本木小学校でSDGs出前授業を実施!
目次
令和4年7月27日にリコージャパンは東京都足立区とSDGsの推進に関する連携協定を締結しました。
足立区は令和4年5月20日に、内閣府から「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」のダブル選定を受けており、SDGsによる持続可能な街づくりの取組を積極的に推進しています。
リコージャパンと足立区とのSDGsの推進に関する連携協定には「小中学生向けにSDGsに資する活動を行い、未来を担う子どもたちの育成を支援する」ことを目的とした「小中学生向けのSDGsに繋がる授業の開催」についての実施項目があり、令和5年度には足立区内の6つの小中学校でSDGsに関する授業の実施を予定しています。
6月に実施した西保木間小学校、弘道第一小学校に続き、7月4日には本木小学校で「SDGs出前授業」を実施しました。
講師を務めたのはリコージャパン 自治体事業部の米谷さん。
参加した小学5年生60名の子どもたちは、最初は少し緊張した面持ちでしたが、米谷さんが「リコーの複合機の外装カバーには小さな穴が開いています。どうしてでしょう?」と質問すると、「熱を逃がすため!」など活発な意見が飛び交いました。
実際の使用写真を見せながら、「手をかけてカバーを開けることが難しい方でも、穴にストラップを通して引っ張ることで簡単に引き出すことができる、人にやさしい仕様なんですよ」とリコーの「人にやさしいモノづくり」の設計思想について説明すると、皆興味深そうに聞いていました。
また、リコージャパン 人事部の西澤さんと介助犬のラッキーくんの仕事ぶりの紹介を通して、補助犬の認知度の低さや、訓練士の少なさといった問題についても触れました。
「SDGsという言葉を聞いたことはありますか?」との質問にはほぼ全員が手を挙げ、海洋ゴミの説明には質問も交えながら熱心に耳を傾けるなど、関心の高さがうかがえました。
食品ロスについては、三角おむすびのルーツは川崎にあるという伝説がある、などの豆知識も交えながら、「日本では、食べられるのに捨てている食べ物が1年間で523万トン(※令和3年度推計による)に上ります。これは毎日一人あたりおむすび一つずつ捨てていることと同じです」と説明すると、驚きの声が上がりました。
授業後、子どもたちに感想を聞くと、「友達と遊ぶ時でもゴミを持ち帰るようにしたい」など、さっそく自分ごととして捉えていたのが印象的でした。
SDGsは、どのように目標を達成するかについてのルールが決められていません。だからこそ、それぞれの世代や地域の人々が、自分自身の長所や強みを生かして貢献することが重要です。
SDGsとはつまり、人も地域も時間も超えて、すべての人が幸せな世界をつくること。未来を担う子どもたちには、かけがえのない存在である自分や他者を大切にすることと同じように、自分たちを取り巻く環境を大切にしてもらいたい。そのためには、多くの経験を積み、多様な考えを身に付け、自分自身の根となる部分を育ててほしい――米谷さんの授業にはそんなメッセージが込められています。
授業を実施した学校の先生方からは「SDGsの授業と言うと、単にSDGsを基軸とし、理科・環境授業、カードケーム体験に留まることが多く、子どもたちの「心」や「公徳心」へどう響かせるかが課題でしたが、『こういう展開があるんだ』と大変参考になりました」との声を頂いています。
リコージャパンでは今後も各自治体様と連携し、SDGsの推進による持続可能な社会を実現させるための取り組みを進めるとともに、教育現場でのSDGs普及活動にも注力して参ります。
※食品ロスとは(農林水産庁サイトhttps://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/161227_4.html
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